北海道&東日本パスとは(使い方と有効期限)

北海道&東日本パスとは、
JR北海道・JR東日本・青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行線・富士急行線の
普通列車(快速列車を含む)が7日間乗り放題となる特別企画乗車券のことです。

そして、原則として新幹線や特急列車は利用することができません。
 

ただし、急行列車に限り、北海道&東日本パスに加えて急行券を購入すれば、
乗車することができます。

北海道&東日本パス+自由席急行券=急行列車自由席利用可
北海道&東日本パス+指定席急行券=急行列車指定席利用可
北海道&東日本パス+寝台券・急行券=急行列車寝台利用可
 

実物(2013年8月撮影)

 

北海道&東日本パスの使い方と有効期限

北海道&東日本パスの使い方と有効期限について説明します。

北海道&東日本パスの使い方は、通常の磁気切符と同様に自動改札機に通してください。
自動改札機がない場合は、適宜駅員や車掌に見せるようにしてください。

北海道&東日本パスは春と夏と冬に分かれていますが、
以下の利用可能期間から利用開始日(有効期限開始日)を指定し、
利用開始日(有効期限開始日)から連続した7日間利用することができます。

なお、7日間の利用期間・有効期限が過ぎた切符は、未使用でも無効となり、
使用することはできません。

 

多少年によって、販売期間と利用可能期間が変わることもありますが、
だいだい例年それぞれ以下の通りとなっています。

春季用
発売期間:2月20日~4月4日
利用可能期間:3月1日~4月10日

夏季用
発売期間:6月20日~9月24日
利用可能期間:7月1日~9月30日

冬季用
発売期間:12月1日~1月4日
利用可能期間:12月10日~1月10日
 

北海道&東日本パスについて、ご存じではない方が多いと思いますので、
説明することにしました。

函館本線貨物列車脱線事故による運休の影響を受けた際の実地レポート

8月17日、函館本線八雲~山越で土砂流出が流出し、
流木と衝突して貨物列車脱線事故が起きました。

⇒ マスコミが報道した関連記事のまとめページ

そのため、函館本線八雲~森は全面運休したほか、
長万部~八雲や森~函館の区間においても多数の列車が運休しました。

 

私は北海道&東日本パスを利用して南北海道を中心とした鉄道旅行をしていて、
17日は苫小牧から函館・青森方面に目指していましたが、
函館本線貨物列車脱線事故による運休の影響を受けることになりました。

→南北海道鉄道旅行記

→南北海道の旅(4日目~5日目)の詳細

そこで、私は実際にどのようにしたのかをまとめました。

 

私は東室蘭発長万部行きの普通列車に乗っている途中で気が付きましたが、
そのときの事故の状況はよく分からなかったので、とりあえず長万部まで向かいました。

そして、長万部に11時53分に到着しました。

しかし、復旧に時間がかかるため、私が当初乗車する予定であった
13時28分発の砂原支線・鹿部経由函館行きの普通列車は運休になっていました。

そこで、JR北海道によるアナウンスがあり、長万部から函館に行く手段としては、
15時28分に出る臨時特急八雲行きに乗って、八雲~森は代行バスで移動し、
森~函館は臨時特急に乗ってくださいということでした。

 

そこで、気になったのは私が利用している北海道&東日本パスや、
みなさまもよく利用されている青春18きっぷで、
臨時特急や代行バスに乗れるかどうかでありましたが、
長万部~函館は特急券なしで乗車券のみでOKということで、
北海道&東日本パスや青春18きっぷのみの乗車も特例で認められることになりました。

このあたりの対応はJRによって、または状況によって
北海道&東日本パスや青春18きっぷ利用者は乗車が認められなかったり、
逆に特例で乗車を認められるケースがあるため、何とも言えませんが、
今回は特急券不要の北海道&東日本パスや青春18きっぷのみで乗車が認められました。

まあ、おそらくクレーム等の無用の混乱を避けるために
このような措置を取ったと推測できます。

短い区間ですが、北海道&東日本パスのみで臨時特急に乗ることになりました。

 

とりあえず、函館まで行く手段は目途は立ったものの
長万部に3時間待機をしなければならなく、またこの日は青森まで行く予定であるため、
普通列車では函館よりも先の接続列車に困るので、
今のうちに函館~青森は特急を使う決断をして、自由席特急券を購入しておきました。

なお、私が使っている北海道&東日本パスは、青春18きっぷと異なり、
函館~新青森の区間内は自由席特急券を購入すれば、
乗車券を別途購入しなくても特急に乗車することができます。

今回は北海道&東日本パスを利用してして良かったと思います。

 

時間はたっぷりあるので、徘徊したり、写真を撮ったりしていましたが、
旅客列車だけではなく貨物列車も先に進むことができず、
余儀なく待機をさせられていましたね。

冷凍物とかは大丈夫だったかな。

北海道発と北海道行きの郵便・貨物は1週間ぐらいの遅れが生じて、
大変なところもあったそうです。

 

時間になったので、案内されたホームに行ったら、
臨時特急の八雲行きとしてキハ283系が入線してきました。
この列車で八雲に向かいました。

かなり混んでいましたが、北海道&東日本パスのみで乗車できたことを考えれば、
キハ283系の走行を楽しむことができたので良かったと思います。

 

そして、八雲に到着しました。
ここから森までは代行バスとなります。

かなり混雑していたので代行バスは足りないのではないかと思いましたが、
15台ぐらい配車をしていていたため、全員代行バスに乗ることができました。

それにしても、お盆の忙しいときに
よく15台ぐらいものバスを手配することができましたね。

もしくは、利用者が多く、混雑しているお盆だからしっかりと対応しないと、
混乱が生じて収集が付かなくなるので、そうならないように力を尽くしたのかと思います。

もっとも、函館本線は北海道においては新幹線的な位置付けであるため、
非常時の際において、バス業者と何らかの提携を結んでいたのかもしれません。

 

代行バスのルートは、水色で示した国道5号線を進んでいったため、
赤い丸で示している貨物列車脱線事故の場所を通過したため、
少しだけですが、現場が見えましたね。

 

そして森駅に到着し、再び列車に乗り、函館に向かいました。
特急列車ということで大沼公園経由でした。

私が当初長万部から乗車する予定の列車は砂原支線・鹿部経由でしたので、
この区間の乗車はできなくなり残念でしたが、仕方がありません。

またいずれ乗りに旅行に行くと思います。

そして18時9分に函館に到着して、
すぐに18時19分発の特急『白鳥96号』新青森行きに乗り換えました。

案の定、私が乗っていた臨時特急から大量の客が乗り換えたため、
特急『白鳥96号』新青森行きは混雑していましたね。

でも何とか本日の目的地である青森に到着して、事なきを得ました。

 

一方、Uターンラッシュだったため、この日のうちに東京方面へ戻ろうとしていた人は、
残念ながら東京行きの新幹線は終了していたため、
函館や青森に用意された列車ホテルに宿泊することになりましたね。

あと、トワイライトエクスプレスや北斗星などの夜行列車は
札幌~函館の部分運休にし、函館始発にして、発車時刻を遅らせたうえで
運行するかたちになりました。

南北海道鉄道旅行記(2013年編)

南北海道鉄道旅行記をまとめました。

北海道&東日本パスを活用して、主に普通列車(部分的に新幹線・特急利用)で、
2013年8月14日~17日の5日間かけて南北海道を中心に鉄道旅行をしました。

この記録を南北海道鉄道旅行記として書いていきます。

まずは、一部省略しているところもありますが、
大まかな経路図を作成しましたので、以下に掲載します。


総移動距離:2965.9km

 

南北海道鉄道旅行の行程

1日目(2013年8月14日)
名古屋 7:00分(発)特急『ワイドビューしなの1号』⇒長野 10:01(着)
長野 10:34分(発)信越本線⇒直江津 12:12(着)
直江津 12:16分(発)信越本線⇒長岡 13:55(着)
長岡で昼食
長岡 15:27分(発)信越本線・白新線・羽越本線⇒村上 18:14(着)
村上 18:32分(発)羽越本線⇒酒田 20:55(着)
酒田 21:17分(発)羽越本線⇒秋田 23:07(着)
◎移動距離735.1km

1日目の実際の旅行の様子については以下のページをご覧になってください。
⇒ 南北海道鉄道旅行記1日目

 

2日目(2013年8月15日)
秋田 7:35分(発)奥羽本線⇒大館 9:30(着)
大館駅周辺を散策
大館 10:53分(発)奥羽本線⇒青森 12:27(着)
青森 13:17分(発)津軽線⇒蟹田 13:57(着)
蟹田駅周辺で昼食
蟹田 15:22分(発)特急『白鳥23号』⇒木古内 16:20(着)
木古内 16:34分(発)江差線⇒函館 17:45(着)
せっかくなので函館市内観光をする
◎移動距離346.2km

2日目の実際の旅行の様子については以下のページをご覧になってください。
⇒ 南北海道鉄道旅行記2日目

 

3日目(2013年8月16日)
函館 8:17分(発)函館本線(大沼公園経由)⇒長万部 11:31(着)
長万部 12:10分(発)函館本線⇒小樽 15:29(着)
小樽 16:04分(発)快速『エアポート』164号⇒札幌 16:36(着)
札幌市内観光
札幌 18:25分(発)快速『エアポート』182号⇒千歳 18:54(着)
千歳 18:58分(発)千歳線・室蘭本線⇒苫小牧 19:20(着)
◎移動距離357.5km

3日目の実際の旅行の様子については以下のページをご覧になってください。
⇒ 南北海道鉄道旅行記3日目

 

4日目(2013年8月17日)

貨物列車脱線事故による函館本線の運休の影響を受け、
午後を中心に当初の予定と変更になりました。

苫小牧 7:01分(発)室蘭本線⇒室蘭 8:29(着)8:38(発)⇒東室蘭 8:51(着)
東室蘭 10:05分(発)室蘭本線⇒長万部 11:53(着)
長万部駅で函館本線の運休の影響により3時間以上の待機を強いられる
長万部 15:28分(発)臨時特急⇒八雲
八雲 代行バス⇒森
森 臨時特急(大沼公園経由)⇒函館 18:09(着)
函館 18:19分(発)特急『白鳥96号』⇒青森 20:14(着)
◎移動距離約421.9km
 

▼当初の予定
苫小牧 7:01分(発)室蘭本線⇒室蘭 8:29(着)8:38(発)⇒東室蘭 8:51(着)
東室蘭 10:05分(発)室蘭本線⇒長万部 11:53(着)
長万部 13:28分(発)函館本線(砂原支線・鹿部経由)⇒函館 16:11(着)
函館 16:21分(発)江差線⇒木古内 17:38(着)
木古内 17:44分(発)特急『スーパー白鳥42号』⇒蟹田 18:32(着)
蟹田 18:58分(発)津軽線⇒青森 19:43(着)

⇒ 函館本線貨物列車脱線事故による影響の詳細はこちら

 

5日目(2013年8月18日)
青森 6:38分(発)青い森鉄道快速⇒八戸 7:55(着)
八戸 8:47分(発)青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道⇒盛岡 10:57(着)
盛岡で昼食
盛岡 13:07分(発)臨時快速『ジパング平泉4号』⇒一ノ関 14:18(着)
一ノ関 14:53分(発)東北本線⇒仙台 16:35(着)
仙台 17:18分(発)東北新幹線(やまびこ)⇒東京 19:28(着)
東京 20:00分(発)東海道新幹線(のぞみ)⇒名古屋 21:40(着)
◎移動距離1105.2km

4日目~5日目の実際の旅行の様子については、
貨物列車脱線事故による函館本線の運休の影響を受けたため、編成を変更して、
まとめて以下のページに掲載することにしました。

⇒ 南北海道鉄道旅行記4日目~5日目

サブコンテンツ

このページの先頭へ