電車の本数・編成数が少ない区間から多い区間へ乗り換える場合

電車の本数・編成数が少ない区間から多い区間へ乗り換える場合は、
発車時間目前の乗り換えでも高い確率で座ることができます。

地方から首都圏に入る場合や、
人口の少ない地域から札幌・名古屋・大阪といった大都市圏に入る場合、
郊外の駅で列車の本数・編成数が少ない区間から多い区間へ乗り換えるケースが多く、
だいだいこの条件に当てはまります。

また、電車の本数・編成数が多い区間から少ない区間へ乗り換えるケース
反対パターンがこれに該当します。

では、電車の本数・編成数が少ない区間から多い区間へ乗り換えるケースが
発生する場合をいくつか具体的に挙げていきます。

 

■東海道線熱海から東京方面行きに乗り換える場合

浜松・島田・静岡~熱海…313系・211系3両編成(一部5~6両編成有り) 1時間に3本程度
      ↓
熱海~東京…E231系・211系10~15両編成 1時間に3本程度

静岡地区は1時間に3本程度は走っていて電車の本数自体はあり、
東京地区とさほど本数は変わりませんが、
車両数が熱海以東へ乗り換えるときに倍以上増えますので、
熱海まで東海道線が混んでいても乗り換え後座ることができます。

※9号車・10号車あたりが混雑していても1号車・2号車の端の方は空いていますので、
座りたい方は空いている車両に移動するようにしてください。

 

■中央線高尾から新宿・東京方面行きに乗り換える場合

甲府・大月~高尾(立川)…115系3~6両編成(新宿・東京直通電車は除く) 1時間に2本程度
      ↓
高尾~東京…E233系10両編成 1時間に10本以上(概ね5分間隔運行)

中央線高尾以西と高尾以東では、明らかに車両数と運行本数が違うので、
高尾まで中央線がぎゅうぎゅう詰めでも乗り換え後座ることができます。

また、運行トラブルがあっても高尾から京王線にも乗り換えられるので、
高尾から新宿方面は余裕ですね。

 

■函館本線小樽から札幌方面行きに乗り換える場合

長万部・倶知安~小樽…キハ40形・キハ150形1~2両編成 1~2時間に1本程度
      ↓
小樽~札幌(新千歳空港・江別・岩見沢)
⇒721系・731系・733系・735系3両~6両編成 1時間に5本程度

長万部から直通列車に至っては2~3時間に1本程度しか走っていない閑散区間から
高頻度運転が行われている小樽以東の札幌近郊区間への乗り換えとなると、
格段に輸送力が違うため、小樽から札幌方面行きに乗り換える際には座ることができます。

 

他にもたくさんこの条件に該当するものがありますので、
これを参考に時刻表等で調べてみてください。

なお、トラブル等で大混雑していたとしても、
電車の本数自体の多いところへの乗り換えのため、
座れなくても1本遅らせればいいだけですね。

主要駅においてどの路線も電車の本数・編成数が少ない場合

いくつかの路線の電車が乗り入れる主要駅であるが、
電車の本数・編成数が少ないところで乗り換える場合や、
電車の本数・編成数が少ない区間から少ない区間へ乗り換える場合は、
なかなか快適な乗り継ぎを行なうことができていない人もいると思います。

やはり、沿線人口の少ない地域でも、いくつかの路線が乗り入れる駅では、
地元の利用者が少なくても、乗換客が多くなるため、
発車時間5分前だと座れないこともあるのが現状です。

そこで、どのようなケースが電車に確実に座れるのかを取り上げて説明します。


下の挿絵のように乗換客が多い列車よりも前の列車から乗り換えると
あまり人は来ていませんので、ほぼ確実に座ることができます。

一方、乗換客が多い列車よりも後の車から乗り換えると
席が埋まっていて座るのは難しいです。

 

この説明だけでは分かりづらいと思いますので、
1つ具体的な事例を挙げていきます。

■羽越本線酒田から秋田方面行きに乗り換える場合

酒田駅を通っている羽越本線や乗り入れている陸羽西線は
2時間ほど列車がない時間帯があり、主要駅でありながら本数が少ない。

●例えば、17:33(発)秋田行きに乗り換える場合

一番乗換客が多い電車は
臨時特急いなほ新潟14:29(発)酒田17:13(着)であるとします。

羽越本線あつみ温泉15:56(発)酒田17:09(着)の電車では、
一番乗換客が多い臨時特急いなほよりも前に酒田駅に到着するために
先に電車に乗れたり、ホームに並ぶことができますので、ほぼ座ることができます。

しかし、陸羽西線から乗り入れの新庄16:14(発)酒田17:16(着)の列車では、
一番乗換客が多い臨時特急いなほよりも後に酒田駅に到着するために
座席が埋まってしまっていたり、ある程度ホームで並ばれてしまっている状態なので、
乗り換え後座れない場合もあります。

そこで、確実に座りたい場合は
一番乗換客が多い臨時特急いなほの到着時刻17:09よりも前に
ホームで秋田行きの電車に待てるように乗換を考える必要があります。

 

他にもたくさんこの条件に該当するものがありますので、
これを参考に時刻表等で調べてみてください。

ただ、このようなケースの乗り換えは、
路線によってはリサーチ・判断が難しいところもあります。

このような場合は、発車時間30分前を目安にホームで待つようにしてください。
30分前ぐらいから待っていれば、人はそんなに多くないのでほぼ座ることはできます。

乗換駅で40~50分以上待つような極端に乗り継ぎが悪い場合は、
一度駅から出て時間を潰して待つか、
もしくはこのようにならないように旅程を組む人が多いので、
ホームで30分超えて待つ人は少ないです。

電車の本数・編成数が多い区間から少ない区間へ乗り換える場合

電車の本数・編成数が多い区間から少ない区間へ乗り換える場合における
電車に確実に座る方法(乗換のコツ)を教えます。


下の挿絵のように接続・連絡に最適な列車から乗り換える場合、
ある程度席が埋まっていて、さらに乗り換え客も多いことから座れないこともあるが、
接続列車よりも1本前の列車を利用すれば、
あまり人は来ていない上に乗り換え客も少ないことから、
ほとんどの場合は座ることができます。

 

首都圏から離れる場合や、札幌・名古屋・大阪といった大都市圏から離れる場合、
郊外の駅で列車の本数・編成数が多い区間から少ない区間へ乗り換えるケースが多く、
だいだいこの条件に当てはまります。

では、いくつかこの条件に該当する具体的な事例を挙げていきます。

 

■東北本線黒磯から郡山方面行きに乗り換える場合

宇都宮~黒磯…211系・E231系5両編成(一部10両編成有り) 1時間に2本程度
      ↓
黒磯~郡山…701系・719系・E721系2両編成(一部4両・6両編成有り) 1時間に1本程度

●例えば、11:32(発)郡山行きに乗り換える場合

宇都宮10:37(発)黒磯11:27(着)の電車では、
ある程度郡山行きの電車の座席が埋まってしまっているため、
乗り換え後座れない場合もあります。

そこで、確実に座りたい場合は
宇都宮10:11(発)黒磯11:01(着)の電車で黒磯に行き、
ホームで郡山行きの電車に待つようにします。

 

■高崎線・上越線高崎から水上方面行きに乗り換える場合

上野~高崎…E231系・211系10両編成(途中まで15両編成) 1時間に4本程度
      ↓
高崎~水上…115系・107系3~4両編成(一部6両編成有り) 1時間に1本程度

●例えば、12:22(発)水上行きに乗り換える場合

上野10:30(発)高崎12:18(着)の電車では、
ある程度水上行きの電車の座席が埋まってしまっているため、
乗り換え後座れない場合もあります。

そこで、確実に座りたい場合は
湘南新宿ライン経由特別快速平塚9:10(発)高崎11:58(着)の電車か
上野9:50(発)高崎11:41(着)の電車で高崎に行き、
ホームで水上行きの電車に待つようにします。

 

■中央本線(中央西線)中津川から木曽福島・塩尻・松本方面行きに乗り換える場合

名古屋~中津川…313系・211系6~8両編成(時間帯によっては9両以上有り) 1時間に2本程度
      ↓
中津川~塩尻(松本行き)…313系2両編成(一部115系3両編成有り) 2~3時間に1本程度

※中津川~坂下や中津川~南木曽などの区間運転は省く

●例えば、10:10(発)松本行きに乗り換える場合

平日・休日によってダイヤが異なりますが、
名古屋8:36(発)中津川10:07(着)の電車では、
ある程度松本行きの電車の座席が埋まってしまっているため、
乗り換え後座れない場合もあります。

そこで、確実に座りたい場合は
快速名古屋8:31(発)中津川9:45(着)の電車で中津川に行き、
ホームで中津川行きの電車に待つようにします。

 

他にもたくさんこの条件に該当するものがありますので、
これを参考に時刻表等で調べてみてください。

あと、東海道線熱海から沼津・静岡・浜松方面に乗り換える場合も
東京~熱海は10~15両編成ですが、
熱海~静岡・島田・浜松は3両編成(一部5~6両編成有り)と車両数は激減して混雑することから、
この条件に該当します。

しかし、静岡地区は1時間に3本程度は走っていて電車の本数はあるので、
目的地が電車の本数の多いところであれば、座れなくても1本遅らせればいいだけですので、
東海道線はそこまで乗り換えを意識しなくてもよいと思います。

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