主要駅においてどの路線も電車の本数・編成数が少ない場合
いくつかの路線の電車が乗り入れる主要駅であるが、
電車の本数・編成数が少ないところで乗り換える場合や、
電車の本数・編成数が少ない区間から少ない区間へ乗り換える場合は、
なかなか快適な乗り継ぎを行なうことができていない人もいると思います。
やはり、沿線人口の少ない地域でも、いくつかの路線が乗り入れる駅では、
地元の利用者が少なくても、乗換客が多くなるため、
発車時間5分前だと座れないこともあるのが現状です。
そこで、どのようなケースが電車に確実に座れるのかを取り上げて説明します。
下の挿絵のように乗換客が多い列車よりも前の列車から乗り換えると
あまり人は来ていませんので、ほぼ確実に座ることができます。一方、乗換客が多い列車よりも後の車から乗り換えると
席が埋まっていて座るのは難しいです。
この説明だけでは分かりづらいと思いますので、
1つ具体的な事例を挙げていきます。
■羽越本線酒田から秋田方面行きに乗り換える場合
酒田駅を通っている羽越本線や乗り入れている陸羽西線は
2時間ほど列車がない時間帯があり、主要駅でありながら本数が少ない。
●例えば、17:33(発)秋田行きに乗り換える場合
一番乗換客が多い電車は
臨時特急いなほ新潟14:29(発)酒田17:13(着)であるとします。
羽越本線あつみ温泉15:56(発)酒田17:09(着)の電車では、
一番乗換客が多い臨時特急いなほよりも前に酒田駅に到着するために
先に電車に乗れたり、ホームに並ぶことができますので、ほぼ座ることができます。
しかし、陸羽西線から乗り入れの新庄16:14(発)酒田17:16(着)の列車では、
一番乗換客が多い臨時特急いなほよりも後に酒田駅に到着するために
座席が埋まってしまっていたり、ある程度ホームで並ばれてしまっている状態なので、
乗り換え後座れない場合もあります。
そこで、確実に座りたい場合は
一番乗換客が多い臨時特急いなほの到着時刻17:09よりも前に
ホームで秋田行きの電車に待てるように乗換を考える必要があります。
他にもたくさんこの条件に該当するものがありますので、
これを参考に時刻表等で調べてみてください。
ただ、このようなケースの乗り換えは、
路線によってはリサーチ・判断が難しいところもあります。
このような場合は、発車時間30分前を目安にホームで待つようにしてください。
30分前ぐらいから待っていれば、人はそんなに多くないのでほぼ座ることはできます。
乗換駅で40~50分以上待つような極端に乗り継ぎが悪い場合は、
一度駅から出て時間を潰して待つか、
もしくはこのようにならないように旅程を組む人が多いので、
ホームで30分超えて待つ人は少ないです。